気になる症状

うつ病

気分が落ち込み憂うつになったり、やる気が出ないなどの精神的な症状や眠れない体がだるいなど身体的な症状が現れる病気で気分障害のひとつです。

うつ病には「うつ病」と「双極性障害」の2つに分けられます。

うつ病はやる気が起きない、眠れないなど主な症状ですが双極性障害はうつ状態と躁状態を繰り返す病気です。

睡眠障害

睡眠障害とは眠れない、眠りすぎてしまう、日中でも眠くて仕事でミスをしてしまうなど睡眠に関して何かしらの支障が起きてしまう病気です。

代表的な睡眠障害に不眠症、過眠症、ナルコレプシー、睡眠呼吸障害、睡眠関連運動障害などがあります。

強迫性障害

ドアの鍵を締め忘れた気がする、お料理の火を消し忘れたかもなどの不安が度を越えて感じる場合は強迫性障害かもしれません。

戸締りや火の元を何度も確認しても安心できない、特定の数字に強いこだわりを持つがために生活が不便になってしまうなどはその傾向にあるかもしれません。

例えば、手が細菌で汚れているという強い不安を感じて手を数時間もかけて洗い続けたり、肌荒れするほどアルコール消毒を繰り返すなど、他から見るとやりすぎな行為を伴います。

パニック障害

特に身体の病気はないのに急に動悸、呼吸困難、めまいなどの発作を繰り返し、また発作がでるかもしれないという不安から外出などが制限される病気です。

長引くと仕事ができなくなったり、うつ病など他の病気にもなる可能性があります。

突然理由もなく激しい動悸やめまい、息苦しさ、発汗、手足の震えなどの発作が繰り返されます。

心筋梗塞に似ている症状から救急車で運ばれる例は少なくありません。

内科系の診察では体に異常はなく、場所を移動し時間が経つと症状が消えるため他人に理解されにくい苦しさがあります。発作がまた起こるのではという予期不安や発作が起こりそうな場所を避けるようになります。

回避行動の結果、一人での外出や人混み、公共交通機関の利用などが困難になるケースもあります。

過敏性腸症候群 (IBS)

以前までは過敏性大腸と言われていましたが、大腸だけではなく小腸を含めて腸全体の機能異常が認められたため、最近では過敏性腸症候群と呼ばれるようになりました。

腹痛や下痢などの症状が長期間続くのに検便や大腸カメラで観察しても異常が認められないという特徴があります。

発症原因はいまだにわかっていませんが、緊張・不安・ストレスや過労・睡眠不足など身体的なストレスが加わることで症状を引き起こすとされています。

日本を含めた先進国で20~40代で多くみられています。

ひどい場合には便秘や下痢を繰り返すことで仕事や学校に行けなくなり外出を避けることも少なくありません。

月経前症候群 (PMS)

月経前のイライラや情緒不安定、胸の張り、むくみなど精神的・身体的な症状が現れることを月経前症候群と言います。

月経前の3~10日の間に起こり、イライラが強い場合家族や職場の人間関係にまで及んでしまうこともあります。月経の開始と同時期に症状が軽減されることが多いです。

月経前症候群の症状には普段は気にならないことでイライラしてしまう、突然泣いてしまう、日中ずっと眠たい、胸が張る、甘いものが食べたくなるなど様々な症状が散見されます。

医師紹介

院長からのごあいさつ

札幌こころとからだのクリニック院長の柏木理絵です。

 私は医師免許を取得後、道内各地で内科医として地域医療に従事して参りました。患者様との関わりの中で、からだの不調や疾患を抱えていらっしゃる方は、不安から心の不調につながる場合も多く、また逆に心の不調から始まり、身体的な不調につながる場面を数多く経験して参りました。その後、「内科医としての経験を生かした連続性のある精神科医療を提供したい」と考え、精神科の門を叩きました。
 その後は主に札幌市内で精神科医として地域の医療に携わって参りました。
心の不調は自分でも気づかないうちに進行し日常生活に支障をきたす状態に陥ることも珍しいことではなく、そしてなかなか他人にはその状況を理解してもらいにくいものです。
 かつて私自身も、家事に、育児に仕事にと日々に追われ、気合、根性と無理を重ね大病を患った経験があります。その治療を受けた患者としての経験から、今になって「自分自身の体を気遣い、癒し、治癒に導くのは、また自分自身である」ということをとても強く実感致しました。
 当院を開院するにあたりまして、消化器内科専門医の先生をお迎えして「未病」の観点から生活の質の向上と健康長寿についても意識し、従来の診療及び薬物療法に加えて、栄養面や運動などの観点から、それぞれの患者様にの症状に必要なアドバイスを行い、患者様の心と体の健康維持に努めてまいりたいと思っております。医学の進歩で病気が治癒し長寿になっても、寝たきりの状態では健康とは言えません。

「こころとからだのかかりつけ医」として、当院を身近に感じていただけましたらと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

経歴

  • 平成13年3月 北里大学医学部 卒業
  • 平成13年4月 北海道大学病院 勤務
  • 平成14年4月 市立札幌病院 勤務
  • 平成15年4月 市立稚内病院内科 勤務
  • 平成18年10月 NTT東日本札幌病院消化器内科 勤務
  • 平成23年4月 札幌花園病院精神科 勤務
  • 平成30年5月 啓生会病院精神科 勤務
  • 令和3年4月 西28丁目メンタルクリニック 院長
  • 令和4年4月 札幌こころとからだのクリニック開院

専門医・認定医

  • 精神保健指定医
  • 日本精神神経学会専門医
  • 日本内科学会認定産業医

横山先生からのごあいさつ

初めまして、私はこれまで消化器内科医として、長年道内各地の総合病院に勤務して参りました。

総合病院で各種の検査を行い、病気を診断し、専門的な治療を行う一方で、そこに至る前に、「未病」の状態にある方々を、そこから病気にしないこと、より健康な状態に戻すことも、医療の大切な側面だと感じることが増えました。

身体を健やかに保つこと、すなわち、良い排便習慣を身につけたり、ダイエットをしたり、筋肉をつけたりすることは、正しい食事や運動や睡眠が大切です。精神科専門の院長と連携して、ストレスや不眠と密接に関連する身体の不調を整えていきたいと考えています。

逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群(便秘や下痢)、肝機能障害(非アルコール性脂肪性肝炎など)の消化器疾患を、投薬だけでなく、食事や生活・運動習慣の見直しもおこなって、治療していきたいと思います。

人間ドックを受けて、精密検査を受けるほどの異常はみつからなかったけれど、体調が優れないとか、数か月後に血液検査を受け直しましょうと言われたけれど、どこで相談したら良いかわからない方という方も、データを確認し、フォローもさせていただきます。

いずれも、専門的な検査が必要であると判断した場合は、専門医へのご紹介もさせていただきます。

経歴

  • 平成9年3月 北海道大学医学部卒業
  • 平成9年4月 北海道大学附属病院
  • 平成10年4月 砂川市立病院
  • 平成10年10月 札幌北楡病院
  • 平成12年4月 網走厚生病院
  • 平成14年4月 函館中央病院
  • 平成18年3月 北海道大学大学院医学研究科病態制御学専攻博士課程修了
  • 平成18年4月 平成社会保険総合病院(現北辰病院)
  • 平成20年4月 NTT東日本札幌病院

専門医・認定医

  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
  • 日本医師会認定産業医

受診の流れ

1.受付

入口よりお入りいただき受付を済ませ、待合室でお待ちください。
健康保険証、服薬中のお薬があればお薬手帳などのご提出をお願いいたします。

※初診の方は診療上、生活状況を具体的に把握させていただくため問診票の記入をお願いしております。

2.診察

名前を呼ばれたら診察室に入り、診察を行います。

身体疾患の除外のために当院では、初診時に採血と心電図を行っております。

2.お会計

診察が終わるとお会計です。
その際、お薬がある場合は処方せんをお渡ししますので最寄りの薬局にて提出してください。

カウンセリング

当院では、臨床心理士・公認心理士によるカウンセリングも行っております。
くわしくはスタッフまでお問い合わせ下さい。